※お客様の声はあくまでも体験談であり、得られる結果には個人差があります
2013年11月12日 [記事URL]
世界各地には様々な伝承医学があります。
それぞれの国情によって
西洋医学の荒波によって片隅に押し流されてしまい、
かすかに命脈を保っているものもあれば
幸せか不幸か西洋医学の荒波を受けることなく
そのままの姿でその土地の医療の本流となっているものまで色々です。
そしてそれら伝承医療は西洋医学のはじまりの実験生理学よりも
ずっと前からあるわけで当然、空間の医学といっていいでしょう。
つまり、中医学の延長線上にあるということです。
ですから、西洋医学からみると、非理論的で非科学的なものになってしまします。
中医学にはまだ陰陽五行説とかそれに基づいた弁証論治という理論がありますが
それすらないものがほとんどですから、西洋医学から全く相手にされないのは当然です。
しかし、臓器と臓器の間に存在する空間というものに関心が集まっている現在
この空間のゆがみを是正する中医学に対する期待が膨らむと同時に
その延長線上にある伝承医学というものも正当に評価していかなくてはいけません。
しかし、これはあくまでも正当にということで過大に評価しようということばかりではありません。
まして、このハイテクの時代に、古い古い伝承の医学に帰れということではありません。
長い年月の人類の英知の所産を除いてしまえということではありません。
とにかく非科学的などといって退けるのではなく、その意図するところを正当に評価して
医療のなかの戦術の一つとして取り上げていこうということです。
帯津良一「アトピーが治る大事典」より
2013年11月09日 [記事URL]
帯津 良一「アトピーを治す大辞典」より
漢方薬と並んで中国の治療医学の大きな柱です。
漢方薬を薬物医学とするならば、はり灸は経絡医学です。
経絡とは体内の氣が流れる道路のようなものです。
これも氣そのものと同じ科学的に実証はされていません。
解剖してみても血管や神経のように、これが経絡ですよ、といって示すことはできません。
目に見えるものだけを根拠とする西洋医学としては
経絡なんて全く信用することができませんが、中医学では極めて重要な概念で
長い間の経験の中で生まれ、完成されたものなのでしょう。
目に見えないとはいえ、実に精巧なもんです。
見えないものを信じないという人でも経絡の存在を基本にしたハリ・灸の効果を全く否定することはできないはずです。
昭和55年、中国のがん治療の現状を観察するために、
私が北京を初めて訪れた時北京市の病院でハリ麻酔による胸部手術を見学したことがあります。
患者は若い男性でしたが、右の前腕にある、三焦経という経絡の、外関というツボと山陽絡というツボに、
それぞれ一本ずつハリをさしておき、これを時々刺激するだけで胸を開いて、肺の切除をしているのですから、
目を疑いました。
もちろん、患者には意識があり、目を動かして私たちの方を見ているのが分かります。
このハリ麻酔の原理は、ツボにハリを打つと、大脳からエンドルフィンという麻薬のような物質が分泌され、
これが鎮痛作用を起こすという説明がされています。
それにしても、この手術を目の当たりにして前腕のツボと大脳の間に何らかのルート、
つまり経絡の存在を信じたくなります。
はり灸はどの病気の時、どう経絡を刺激すれば治せるのか、治療体系が出来上がっています。
しかし、基本は漢方薬の場合とおなじく、弁証論ですから、
一人一人、その対策とする経絡が異なります。
弁証論は現在の段階では客観性に欠けるもので、その施術者の力量による、というところが欠点といえるでしょうか。
このように、経絡は目に見えないとはいえ、内臓の間を結び、さらに内臓と皮膚の間を結ぶネットワークそのものですから
そのネットワークが集まってできた「場」というものの成り立ちとおおいに関係があることは十分予想できます。
経絡の存在は古代中国の人々が、
すでに人体に「場」の概念を考えていた、一つの証拠といってもよいのではないでしょうか。
2013年11月06日 [記事URL]
私たちは病気の原因のほとんどは内外からのストレスといっても過言ではありません。
生活が情報化すればするほど、ストレスも増えます。
だから、昔ではみられなかったような病気が出現したり、
増えたりしてくるのでしょう。
アトピー性皮膚炎もその一つです。
では、ストレスが増大するとともに、人間はみな不健康になって、そのうち、人類は滅びてしまうのかというと、
決してそうではありません。
想像もできないくらい様々なストレスにさらされながら、
健康ではつらつとした毎日を送っている人もたくさんいます。
これは、私たちの身体にはホメオスターシス(恒常性の維持)という働きが備わっているからです。
正常に戻ろうとする力といってもよいでしょう。
つまり、ストレスによって身体がだめになりそうでも起き上がる力を持っているのです。
私たちは朝から晩まで大小様々なストレスを受けたその都度身体のどこかにゆがみが生じます。
ゆがみが生じると、ホメオスターシスが働いて、これを是正します。
このような小競り合いが毎日身体のどこかで行われています。
この小競り合いは生きていく限り決してなくなるものではありません
そしてゆがみがおおきくなったり、ホメオスターシスの力が弱められたりすると、
この小競り合いに負けて人は病気になります。
このストレスによってゆがみが起こったり、
小競り合いが行われたりするのは心臓でも、肝臓でもありません。
私たちの身体の中の空間です。
ストレスによってゆがみが生じるのも、ホメオスターシスが作用するのも、その結果起こる小競り合いも、全てこの空間です。
言い換えれば、この空間の秩序が保たれていれば健康で、
秩序が乱れてくると健康が損なわれてきて病気になります。
最近では、肺炎や、すい臓のホルモンの不足による糖尿病など、
ある一つの臓器に属する病気はむしろ例外でほとんどの病気は
この空間の秩序の乱れから引き起こされるのではないでしょうか?
帯津 良一「アトピーを治す大辞典」より
2013年11月06日 [記事URL]
言い換えれば、森の中の目に見えるもの一つ一つに注目するのが西洋医学で、目に見えない空間に着目するのが東洋医学
ということになります。
これを人間に置き換えてみると、目に見える一つ一つの臓器に注目するのが西洋医学で、目に見えない空間に着目するのが
東洋医学ということになります。
人間の中に空間などあるのか、と不思議に思われる方も多いでしょう
確かに肺とか胃袋とかに空間はありますがそれほどおおきなものではありません
しかし、私たちの体を構成している一番元の元の原子は
原子核とその周りを回転している電子からできていますが
核も電子もそれは小さなもので、ほとんどが空間です。
東洋医学というと範囲が広くなりますし、東洋医学の中でもインド、中国、朝鮮など
それぞれ少し特色が違いますので、これからは中国医学で話を勧めます。
中国医学の基本概念は「氣」です。
生命の根本物質として、あるいは声明を維持するエネルギーのようなものとして
「氣」を想定し、この「氣」を中心として中国医学が築かれています。
また、空間が一つの性質を持つとき、これを「場」と呼びます。
電場とか、磁場とかいうときの「場」です。
だから、この空間の性質というものに、「氣」が大きく関わっているのではないでしょうか?
そのように考えると、空間に注目する中医学がその基本物質として「氣」を取り上げたのもよく理解出来ます。
このあたりの事情をよく御存じの先生が、中医学とは、病気を「場」としてとらえる医学で
「氣」はその「場」の情報を伝達するものである、と言われています。
一昔前は、病気というものは、肺結核とか腸チフスとか、一つ一つの臓器を相手にすればよかったのです。
人間全体を相手にすることは必要なかったといえるでしょう。
だから、西洋医学だけで十分だったし、この点に関しては中国医学の出る幕はなかったのです。
しかも、その西洋医学がどんどん進歩するのですから、こんな頼もしいことはなかった
世の中が変わるにつれ生活が人体に及ぼす作用にも変化が現れ
人体のなかの一つ一つの臓器以外の空間に生じるゆがみによって
起ってくる病気がふえてきたのではないでしょうか。
つまり、臓器を相手にするだけでは足りなくなり、人間全体を相手にしなければならなくなったのです。
ここに中国医学への期待が膨らんできた理由があるようです。
最近、急増しているアトピー性皮膚炎も
この空間に属する病気なのではないでしょうか?
だから、皮膚の症状を一時的に軽減したり、特定のアレルゲンが存在する場合はこれを取り除いていくというようなことは
西洋医学で十分なのですが、この空間に属することになると西洋医学では不十分なのでしょう。
それで、中医学のへの期待が高まるということになります。
2013年11月05日 [記事URL]
西洋医学と東洋医学の違いって??
医学博士の帯津良一先生が大変分かりやすくその違いを書いて下さっていますので
こちらにご紹介します。
西洋医学は局所を見る医学、そして東洋医学は全体を見る医学です。
一つ一つの内臓を厳しく見つめ、これを限りなく細かく分析することによって
そこに生じた病的な状態を性格に把握する
そのうえで治療手段を考えていくというのが西洋医学の態度です。
一つ一つの内臓のことはともかくとして、病気そのものを人間全体のゆがみとしてとらえ、
このゆがみを是正していこうとするのが東洋医学です。
「木を見て森を見ない」という言葉がありますが
これを木と森の関係に例えるとこういうことになります。
ここにひとつの森があるとします。この森の健康度を測るために
西洋医学は森を構成している木に注目します。
一本の木をつぶさに見るためには
森の中に入ってその目標の木の前に立つことが一番です。
一方、東洋医学は森全体を見るのですから、
森の中に入っていってはどうにもなりません。
森から少し遠く離れて、森全体を一望のもとに視野に入れなければなりません。
このように、すでに診断方法からして
西洋医学と東洋医学は異なるのです。
木の状態を正確に把握するために西洋医学は様々な小道具を創りだしました。
ルーペから顕微鏡、木の樹皮や木幹の一部をとり
それを分析する方法などです。
しかし、東洋医学にはこれらの小道具は不要です。
森を遠くから眺めた情景を少しでも客観的に把握する技術があればよいのです。
だから、今でも西洋医学の陣営の中には東洋医学は理論的ではない
という声が聞かれますが、
これは両医学の本質を認識していないことから怒るのであって
西洋医学の理論では東洋医学は全く本領を発揮することはできない
だから、西洋医学の理論とは違った理論を持たなければならないというだけのものなのです。
さらに、森は木だけでできているのではありません。
落ち葉やこけ、ちょろちょろ流れる水や小鳥や虫等、様々なものが集まって一つの森を形作っているのです。
だから、森にも個性があります。
どの森も同じというわけではありません。
ここに全体を見る東洋医学の意義があります。
もし、森が木だけでできているのでしたら、森全体を遠くから眺めることなど不要です。
森の中に入って何日もかかって、すべての木を点検すればことたれりということになります。
仮に森の木が全部すばらしくて健康であっても、森全体としては病んでいるということもあります。
落ち葉や、水や木が全部すばらしく健康であっても、森全体としては病んでいるということもあり得ます。
落ち葉や水や小鳥が、一緒になって醸し出す雰囲気が病んでいるということも多いのです。
この雰囲気は目に見えるものではありません。
これは木や落ち葉、水や小鳥など、森を構成している全てのものによって生まれるひとつの空間の性質です。
帯津 良一先生著
「アトピーを治す大辞典」より
「ホームページを見た」とお伝えいただくと、下記特典が受けられます。
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