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2015年11月17日
【大阪 アトピー ステロイドの外用剤の副作用について】
おはようございま~す!!
今日は雨降りでドヨ~ンとしていて
気分もスッキリしませんが、
おばあちゃんの畑の野菜が喜んでるかな~と思うと
「恵みの雨やな~。感謝、感謝!」って思いますね。
乾燥肌の方にも嬉しい湿度ですよね。
今日はアトピーとステロイド、特にステロイド外用剤(軟膏)についてのお話です。
ステロイドで、アトピー性皮膚炎が治るって思っていませんか?
それは大きな間違いです。
ステロイドには、「炎症」を抑える作用はあります。
炎症が起きている部分では、血流量が増えています。
血流を増やして「異物」を外に押し出そう、やっつけようという身体の反応です。
かゆみや赤みはその証拠なのですが、
その血流を抑えることで、かゆみや腫れを一時的に抑えるのです。
ですので、症状を抑える事しかしていませんので
決して根本的に「治す」ことはしていません。
ですので、ステロイドの短期間の服用なら、それほど問題はありませんが
長期にわたる使用は様々な問題が発生していきます。
★ステロイドは元もと私たちの身体の中にあるのです
元々私たちの体の中の「副腎」というところからでるホルモンです。
身体が作り出す量はごく僅かですが、
〇炎症の抑制
〇炭水化物の代謝
〇タンパク質の異化
〇電解質の調整や免疫反応
など重要な役割を担っています。
お薬としてのステロイドの役割は「アレルギーの炎症をおさえること」ですが、
ステロイドはアレルギーを抑える代わりに皮膚の細胞増生も押さえてしまう働きがあります。
適切な強さ・量・使用目的の範囲内で使っていれば問題ないのですが
必要以上に強いものを長期に使っていると皮膚細胞の増殖が抑制されて皮膚が薄くなってきます。
また、皮膚が薄くなるため皮下血管が透過され毛細血管が浮き上がってみえるようになります。
参照 http://www.oki-hifuka.jp/original29.html
また、お薬としてのステロイドは主にコレステロールから合成されます。
ですので、長期的にステロイドを使用することで
コレステロールが皮下に沈着して酸化変性してしまうのです。
普通のコレステロールなら、尿中に排泄されてしまうのですが
酸化変性すると排泄されずに沈着してしまうのです。
酸化したコレステロールが沈着していくとその刺激で交感神経優位になり
血液中の顆粒球が増えることで炎症がおきます。
これはアトピー性皮膚炎の炎症ではなく酸化沈着したコレステロールに対する反応です。
原因物質が「ステロイド剤」なのに
それによる炎症をおさえるために
「ステロイド」をぬるという、悪循環になります
ステロイド剤は「効き慣れ」してくるので今までの量では足りなくなり
どんどん使用量が増えることになります
こうして炎症は広がり皮膚のダメージは深刻になっていきます
★脱ステロイドすると・・・
長期間のステロイド使用であればあるほど
やめた時のリバウンドが強くなります
皮膚が赤く腫れあがり
ジクジクした匂いのする膿がでてきます。
激しい痒みにも襲われます。
これはアトピー性皮膚炎の再発ではなくリバウンドなのです。
しかし、再発したと思い、耐え切れずまたステロイドに頼ってしまい
結局元通り、もしくはもっと悪化することになります。
薬に頼らずに、このリバウンドを克服しない限り、
ステロイドがもたらす身体への悪影響を断ち切れません。
【大阪 アトピー 悠々堂 まき鍼灸院】
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大阪府茨木市 アトピー専門
「悠々堂まき鍼灸院」
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