なぜアトピー治療に鍼灸が良いのか？～中医学と氣～ - 茨木市アトピー専門「悠々堂まき鍼灸院」

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なぜアトピー治療に鍼灸が良いのか？～中医学と氣～

2014年03月31日

【アトピー治療には鍼灸　　茨木市　悠々堂　まき鍼灸院】

～氣から始まる中医学～

東洋医学と西洋医学の違いは

森の中の目に見えるもの一つ一つに注目するのが西洋医学で

目に見えない空間に注目するのが東洋医学ということになります。

これを人体に置き換えてみると、

目に見える一つ一つの臓器に注目するのが西洋医学で、

目に見えない空間に着目するのが

東洋医学ということになります。

人体の中に空間などがあるのか、と思われるでしょうが、

私たちを構成している一番の素の原子は

原子核とその周りを回転している電子からできていますが

核も電子もそれは小さなものでほとんどが空間です。

だから、私たちの身体もほとんどは空間からできていると言えます。

東洋医学のなかの中国医学、中医学というものがあります。

中医学の基本概念は「氣」です。

生命の根本物質としてあるいは生命を維持するエネルギーのようなものを「氣」と想定しています。

空間が一つの性質を持つときこれを「場」と呼びます。

電場とか磁場とかいう時の「場」です。

だから、この空間の性質というものに「氣」が大きくかかわっているのではないでしょうか？

そのように考えると空間に注目する中医学がその基本概念として「氣」をとりあげたのも良く理解できます。

中医学は病気を場の病として捉える医学で

「氣」とはその「場」の情報を伝達するものであると言えます

一昔前は病気は肺結核とか腸チフスなど一つ一つの臓器を相手にしていればよかったのです。

人間全体を相手にすることはそれほど必要でなかったのです。

だから、西洋医学だけで十分だったし、この点に関して中医学の出る幕ではなかったと言えます。

世の中が変化するにつれ、生活が人体に及ぼす作用にも変化が現れ

人体の中の一つ一つの臓器以外の空間に生ずるゆがみによって起る病気が増えてきたのではないでしょうか

臓器をあいてにするだけでなく

人間全体を相手にしなければならなくなったのです。

アトピーもこの空間に属する病気なのではないでしょうか？

皮膚の状態を一時的に軽減したり

特定のアレルゲンがあればそれを取り除いていくというようなことは

西洋医学で十分なのですが、

この空間に属することになると西洋医学では不十分なのでしょう。

☆参考　　「アトピーを治す大辞典」

症状別ページ

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