体内時計の調整で"かゆみ"を調整する - 茨木市アトピー専門「悠々堂まき鍼灸院」

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体内時計の調整で"かゆみ"を調整する

2016年07月25日

【アトピー 大坂なら 悠々堂 まき鍼灸院】

★決まった時間に症状が出るのはなぜ?

毎日寝る前になるとかゆみが増して眠れなくなる、

朝方はいつも皮膚が乾燥して症状が出やすい

などなど。

一日のある時間帯になると決まってアトピーの症状が出やすい

という人は多いのではないでしょうか?

症状が悪化しやすい時間帯には個人差があるのでしょう。

それでも、夜や朝あるいは入浴後など

多くの人が似たような時間帯に症状悪化を経験する傾向があるようです。

その理由はさまざま考えられます。

例えば、夜悪化しやすい人は、

日中の緊張した時間帯から解放されホットして副交感神経優位の状態が

かゆみを増長させるかもしれません。

朝になるとかゆくなりやすい人は

布団のダニや前夜の保湿不足が問題なのかもしれません。

アトピーだけでなく

花粉症やぜんそくなどのアレルギー疾患にも

特定の時間帯に症状が現れやすい傾向があります。

花粉症の場合には朝方にくしゃみ、鼻水、鼻詰まりなどの症状がでやすく

モーニングアタックと呼ばれています。

決まった時間帯にアトピーや花粉症、喘息などのアレルギー症状が出やすいのは

なぜか?

★「体内時計」という言葉を聞いたことがありますか?

体内時計は人体のあらゆる細胞に備わっており

一日(やく24時間)周期のリズムを刻んでいます。

私たちが夜になると眠くなり朝目覚めて日中活動的になれるのは

体内時計のリズムに従っているからです。

成長ホルモンや副腎皮質ホルモンなどの

内分泌や自律神経の調整も、体内時計による生態リズムが

大きくかかわっています。

体内時計は「時計遺伝子」と呼ばれる

遺伝子の働きによって時刻を刻んでいます。

時計遺伝子は脳や臓器、筋肉など体内の細胞に存在しています。

細胞はそれぞれ役割が違うので

特定の細胞の作業工程に見合った別々のタイミングで時を刻みます。

例えば成長ホルモンは入眠して1~2時間後の深い眠りに入った頃、

副腎皮質ホルモンは明け方近くに分泌されます。

様々な部位の時計遺伝子が正常に働き、体全体でうまくかみ合うことで健康が維持されます。

アレルギーを引き起こす免疫細胞にも時計遺伝子が備わっており

かゆみや炎症の原因となる物質の放出も

体内時計の時刻に応じて増えたり減ったりしています。

朝や夜にアレルギー症状が出やすいのは

免疫細胞の時計遺伝子が関与していたからなのです。

~あとぴナビ201/7月号より 抜粋~


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